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「憧れのヨーロッパ陶磁器展」in 京都(3) | |
スタッフの陶磁器レポート |
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こんにちは、はっしーです。
今日も今日とて、神戸は雪です。粉雪が舞っています。
さながらスノーボウルをひっくり返したよう、幻想的です。
うっすらと積もる雪、踏めばさくっと溶けてしまうのを楽しみながら通勤……いかんせん都会の交通網は脆いですね。
JR、私鉄、両ダイヤは朝から乱れておりました。
さてさて、先輩スタッフ方が続々とレポートを上げておられます。
遅れじ、と私もレポートしたいと思います。
思い出しつつ、随時更新。まずは基本情報から。
「憧れのヨーロッパ陶磁ーマイセン・セーブル・ミントンとの出会いー」
【会期】 2008年3月9日(日)まで
【時間】 9:30〜18:00(金曜のみ20:00まで)
【会場】 京都国立博物館 特別展示館
【料金】 一般1200円 学生800円 中学生以下400円
修好通商条約締結150周年を記念しての開催だそうです。
日本人とヨーロッパ陶磁の関わりは、今から400年ほど前、江戸時代前期にまで遡る事ができるそうです。
江戸〜明治時代にかけて、当時の日本人が目にしてきたドイツ、イギリス、デンマーク、フランス、ハンガリーなどの陶磁器がおよそ170点集められています。
他にも、お互いに影響しあった日本、中国の陶磁器や、マイセン食器のテーブルコーディネートも数点、展示されています。
(1)ヨーロッパ陶磁との出会い
博物館に入ると、まずこのコーナーからスタートします。
正直なところ、いわゆる『洋食器』からはイメージの遠い焼き物たちが並んでいます。
が、西洋陶磁のスタート地点という意味では、非常に興味深い品々です。
その中から、私がピックするのはコレです。
■ 髭徳利(ひげとっくり)

塩釉藍彩髭徳利
「憧れのヨーロッパ陶磁」 図録より
何、その面白い名前、と思われますか。
髭面のおじさんがデザインされているお酒を入れる容器 → 髭徳利(そのまんま)です。
書籍や写真でしか見た事なかったので、現物を見られてシアワセです。
見た目はボテボテ、お酒好きなビールっ腹のドイツ人おじさんが、そのまんまモデルになったような姿です。
塩釉をかけてある、渋い色味が素敵です。
この塩釉という技法、諸説ありますがドイツ、ライン地方で15世紀ごろに始まったと言われています。
あっちあちの窯の中に、岩塩を投入すると化学反応で焼き物の表面がガラス質に変化しコーティングされるという、豪快かつシンプルな方法なんだそうです。
本当はもっと複雑な説明を要するのですが、まあ、掻い摘むとこんな感じです。
(2)京都伝来の阿蘭陀焼
「鎖国時代の日本では、阿蘭陀(オランダ)=西洋と同義語だった」
というわけで、次の部屋へ移動すると、デルフト焼の影響を受けた青いお皿たちがお出迎え。
スポードのブルーイタリアン発見、と喜びながらも、ピックしたのはこちらのお皿。
■ 洗面具皿

藍絵花束文洗面具皿
「憧れのヨーロッパ陶磁」 図録より
トレイみたいに薄くて浅い作りをしています。
よく見ると、線状の筋があり、画面右側にはくぼみがあって、そこだけ少し深くなっています。
一体コレは、何の為にある筋なのか、くぼみなのか。
最初は顔を洗う為のトレイだと思ったので、こんなものどうやって使うんだろうと首を傾げましたが、よくよく見ると『洗面具皿』と書いてあります。
洗面皿じゃなく、洗面具皿。
顔を洗う為の道具用の皿という意味でしょうか。
ネット検索をしても、なかなかヒットしないし、今のところ謎は深まるばかりです。
つづく





