02

27
「憧れのヨーロッパ陶磁器展」in 京都(3)

こんにちは、はっしーです。
今日も今日とて、神戸は雪です。粉雪が舞っています。
さながらスノーボウルをひっくり返したよう、幻想的です。
うっすらと積もる雪、踏めばさくっと溶けてしまうのを楽しみながら通勤……いかんせん都会の交通網は脆いですね。
JR、私鉄、両ダイヤは朝から乱れておりました。

さてさて、先輩スタッフ方が続々とレポートを上げておられます。
遅れじ、と私もレポートしたいと思います。
思い出しつつ、随時更新。まずは基本情報から。


「憧れのヨーロッパ陶磁ーマイセン・セーブル・ミントンとの出会いー」

【会期】 2008年3月9日(日)まで
【時間】 9:30〜18:00(金曜のみ20:00まで)
【会場】 京都国立博物館 特別展示館
【料金】 一般1200円 学生800円 中学生以下400円


修好通商条約締結150周年を記念しての開催だそうです。
日本人とヨーロッパ陶磁の関わりは、今から400年ほど前、江戸時代前期にまで遡る事ができるそうです。
江戸〜明治時代にかけて、当時の日本人が目にしてきたドイツ、イギリス、デンマーク、フランス、ハンガリーなどの陶磁器がおよそ170点集められています。
他にも、お互いに影響しあった日本、中国の陶磁器や、マイセン食器のテーブルコーディネートも数点、展示されています。

(1)ヨーロッパ陶磁との出会い

博物館に入ると、まずこのコーナーからスタートします。
正直なところ、いわゆる『洋食器』からはイメージの遠い焼き物たちが並んでいます。
が、西洋陶磁のスタート地点という意味では、非常に興味深い品々です。
その中から、私がピックするのはコレです。

■ 髭徳利(ひげとっくり)

髭徳利
塩釉藍彩髭徳利
「憧れのヨーロッパ陶磁」 図録より

何、その面白い名前、と思われますか。
髭面のおじさんがデザインされているお酒を入れる容器 → 髭徳利(そのまんま)です。
書籍や写真でしか見た事なかったので、現物を見られてシアワセです。
見た目はボテボテ、お酒好きなビールっ腹のドイツ人おじさんが、そのまんまモデルになったような姿です。
塩釉をかけてある、渋い色味が素敵です。

この塩釉という技法、諸説ありますがドイツ、ライン地方で15世紀ごろに始まったと言われています。
あっちあちの窯の中に、岩塩を投入すると化学反応で焼き物の表面がガラス質に変化しコーティングされるという、豪快かつシンプルな方法なんだそうです。
本当はもっと複雑な説明を要するのですが、まあ、掻い摘むとこんな感じです。

(2)京都伝来の阿蘭陀焼

「鎖国時代の日本では、阿蘭陀(オランダ)=西洋と同義語だった」
というわけで、次の部屋へ移動すると、デルフト焼の影響を受けた青いお皿たちがお出迎え。
スポードのブルーイタリアン発見、と喜びながらも、ピックしたのはこちらのお皿。

■ 洗面具皿

洗面具皿
藍絵花束文洗面具皿
「憧れのヨーロッパ陶磁」 図録より


トレイみたいに薄くて浅い作りをしています。
よく見ると、線状の筋があり、画面右側にはくぼみがあって、そこだけ少し深くなっています。
一体コレは、何の為にある筋なのか、くぼみなのか。

最初は顔を洗う為のトレイだと思ったので、こんなものどうやって使うんだろうと首を傾げましたが、よくよく見ると『洗面具皿』と書いてあります。
洗面皿じゃなく、洗面具皿。
顔を洗う為の道具用の皿という意味でしょうか。
ネット検索をしても、なかなかヒットしないし、今のところ謎は深まるばかりです。

つづく
  1. 2008/02/27(水) 00:50:49|
  2. スタッフの陶磁器レポート|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
02

24
「憧れのヨーロッパ陶磁器展」in 京都レポート(2)

こんにちは、立て続けにはっしーです。
続いては、陶磁器展レポート第二弾、先輩スタッフ徳さんによるレポートをご紹介します。

----- ここから -----

今朝は元町にお店を出して初めて、ビルの前の通りに置いてある鉢植えにふんわりとした白い雪が積もっていました。
昨日の天気予報では『春一番』なんて報じられておりましたが、まだまだ冬は終わらないようですね。

さて、私が京都国立博物館へ足を運んだのも雪の降る寒い日でした。
雪のせいか、平日だったからか館内は落ち着いており、ゆっくりと観ることが出来ました。
一つ一つテーマに沿った展示になっており、書籍のページをめくるかのような楽しさがありました。

テーブルウェアーがお好きな方には物足りなかったかもしれませんが、古き良き世界の一流品を眺めることが出来ただけでも雪の中、京都に出向いて良かったと思います。

この度、『憧れのヨーロッパ陶磁』展に足を運び感じたのが、ヨーロッパはアジアの陶磁器に魅了され、アジアもまたヨーロッパ陶磁器に魅了され、互いに触発され進化していったということです。
そう思えば、私たち日本人がこうして洋食器が好きなのも納得のいく話だと感じました。
洋風のデザインの中にも、どこか日本人の愛したディテールが潜んでいるのです。

もう一つ、『憧れのヨーロッパ陶磁』展に並んでいた、スポードのデルフト焼きも古い歴史のある物だと改めて実感いたしました。
『ブルーイタリアン』シリーズをはじめ何点か、私どもの店頭にも並んでおりますので興味を持たれた方は、是非お立ち寄りくださいませ。

今では量産され、家庭で愛用して頂けるようになりましたが、昔は限られた人しか手にすることが出来なかった『憧れ』の品々だったのです。

今回ご紹介した『憧れのヨーロッパ陶磁』展は3月9日まで、京都国立博物館にてご覧頂けます。

----- ここまで -----

徳さん、ありがとうございました。
「憧れのヨーロッパ陶磁マイセン・セーブル・ミントンとの出会い」は3月9日まで、京都国立博物館にて開催中です。


お店のホームへ



***********************************************************************

このブログはランキングにも参加しています。
この記事が、参考になった、面白かったと思われたら、ぽちっとクリックお願いします。

***********************************************************************
  1. 2008/02/24(日) 18:35:54|
  2. スタッフの陶磁器レポート|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
02

24
「憧れのヨーロッパ陶磁展」 in 京都レポート(1)

こんにちは、はっしーです。
今回は、先輩スタッフハッピーアワーさんによる、「憧れのヨーロッパ陶磁展」の見学レポートをご紹介します。

---- ここから -----

お久しぶりです。ハッピーアワーです!
先日、京都国立博物館にて開催中の「憧れのヨーロッパ陶磁マイセン・セーブル・ミントンとの出会い」へ行って参りました。
展示作品数はそれほど多くはないのですが、こういう仕事をしている私にとっては、なかなか興味深い展示会でした。
早速リポートいたします!

ここの博物館の庭には、何故かひっそりとあの有名な、オーギュスト・ロダンの考える人のブロンズがいるのです。あまり誰にも気づかれず、可哀そうな彼です。まず、彼に久しぶり!と挨拶をして、博物館の建物自体を観察。久々にみてみると、なんだか不思議な建物でした。いわゆる新古典主義!? (ごめんなさい、勉強不足で)というのでしょうか、明治時代に建てられたそうですが、ギリシャ風の様式ですが、よーく見ると、トップのレリーフには、ものすごく日本というより中国様式な雰囲気の人物が2人寝そべっている! なんだかおもしろい建物ですね。西洋と東洋の融合が建物自体からスタートしていました。

さてさて、中に入り、早速、今回の展示品を見て参りました(←これが、本題!)。さすが、セーブルとマイセンです。数百年かわらぬ、スタイル、デザイン力で抜群に美しい! 磁器界のキング&クイーンですね。大山巌侯爵が明治天皇に献上された、セーブル作品の美しいこと! しかしながら、間違いなく私の家には全く似合わない(笑)。そのてん、マイセンの可愛らしいこと! 原稿品なら頑張れば、手に入るものもありますね。そういう意味では、セーブルよりは親近感をもつことができますが、もちろん、それでもお高いですよね(笑)。なかでも、チョコレートカップがとっても可愛かったです。セーブル・マイセン以外にも、ミントン、ドルトン、ウースター、コペンハーゲンなどの展示品がいろいろとありました。各メーカー、時代の流行を察知して、当時から素晴らしいものをつくっていたのだなぁと感心しきりです。特に、ウェッジウッドのジャスパーウェアのカメオ磁器の美しさには、感動しました。本当に、ブローチとかでみるようなカメオなんです。個人的には、ロイヤルドルトン社(ジョージ・ティンワース作)の花瓶等は、まるで唐三彩を思い起こすようなシブイ作品で好きです☆

展示の最後には、マイセン商品を使ってのテーブルコーディネートコーナーがあり、皆さん、熱心にご覧になっていらっしゃいました。私は、当社でなら、安く買うことができますよ! と声をおかけしたい気持ちをぐっとこらえて、出ました(笑)。皆様も、マイセン商品等お探しのものがございましたら、是非、”グレイスグレイス”にお問い合わせくださいね☆ お得に、良い物をゲットしてください。皆様からのお問い合わせお待ちいたしております!

----- ここまで -----

ハッピーアワーさん、気合たっぷりのレポートをありがとうございました。
そして、最後までお付き合いくださいました、ブラウザの前のそこのあなた、ありがとうございました。

「憧れのヨーロッパ陶磁マイセン・セーブル・ミントンとの出会い」展は、3月9日まで開催されています。
是非是非、お近くへお越しの際は足を運んでみてはいかがでしょうか。


お店のホームへ



***********************************************************************

このブログはランキングにも参加しています。
この記事が、参考になった、面白かったと思われたら、ぽちっとクリックお願いします。

***********************************************************************
  1. 2008/02/24(日) 18:11:00|
  2. スタッフの陶磁器レポート|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

プロフィール

はっしー

  • 管理人:はっしー
  • 輸入洋食器販売店、WEBスタッフはっしーです。

    お店のネットショップとブログの管理を、担当しています。
    ブログでは、お買い得な告知や、入荷情報、アイテムの説明など、色々紹介していきます。
  • rss
  • 管理者ページ

カレンダー

07 | 2008/08 | 09
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links



DTIブログ
ブログでアフィリエイト


DTIブログポータルへ

このブログを通報